TKP 組織診断

組織診断レポート

基準 2026年1〜6月 実績確定分 診断日 2026年10月3日 診断者 古谷野(第三者の立場)

TKPの現状を、実績データから第三者の立場で診断したレポート。損益の構造、事業ごとの収支、担当別の対応と成約、お金の配分を、事実として並べている。特定の個人を評価するものではなく、今後の役割・報酬を考えるための土台となる診断結果。

組織の現状(2026年1〜6月)

損益は実績が確定している1〜6月を基準にしている。7月以降は未確定のため含めない。

売上高
1,345,159円
1〜6月 実績
営業利益1
859,224円
売上 − 事業別外注費(63.9%)
経常利益
414,620円
売上比 30.8%
役員報酬の計上
0円
1〜6月
全体の損益(2026年1〜6月)

お金の流れ(ブロックパズル)

売上高1,345,159円100.0%売上原価 0円売上総利益1,345,159円(粗利率 100.0%)外注費510,935円(38.0%)その他の販管費420,809円(31.3%)営業利益413,415円(30.7%)経常利益414,620円(30.8%)営業外収益 +1,205円粗利率100.0%営業利益率30.7%経常利益率30.8%

売上高から、外注費などの費用を引いて営業利益、営業外収益を足して経常利益になる流れ。面積(高さ)が金額に比例している。売上原価は0円のため、売上総利益は売上高と同額。外注費には、外注費(その他)25,000円を含む。

全体

項目金額(円)売上比
売上高1,345,159100.0%
事業別の外注費(委託・紹介・賃貸・制作・研修)485,93536.1%
営業利益1(売上 − 事業別外注費)859,22463.9%
共通費・その他(地代家賃、旅費交通費等ほか)444,60433.1%
経常利益414,62030.8%

共通費・その他には、外注費(その他)25,000円と営業外収益(△1,205円)の調整を含む。

事業別(2026年1〜6月)
事業売上(円)外注費(円)営業利益1(円)
人材委託370,55640,000330,556
人材紹介413,20077,940335,260
賃貸仲介496,932202,130294,802
制作64,471161,865△97,394
研修04,000△4,000
合計1,345,159485,935859,224

人材紹介の外注費77,940円は、すべて片倉さん宛の支払い。

月あたりの売上・利益(2026年1〜6月)
月平均 売上
224,193円
1,345,159円 ÷ 6か月
月平均 営業利益1
143,204円
859,224円 ÷ 6か月
月平均 経常利益
69,103円
414,620円 ÷ 6か月
月平均 外注費
80,989円
485,935円 ÷ 6か月
△25万0万25万50万1月2月3月4月5月6月売上高 1月: 133,305円13.3売上高 2月: 151,588円15.2売上高 3月: 59,795円6.0売上高 4月: 447,061円44.7売上高 5月: 218,398円21.8売上高 6月: 335,012円33.5営業利益1 1月: 84,905円営業利益1 2月: 80,200円営業利益1 3月: -111,808円営業利益1 4月: 428,297円営業利益1 5月: 148,830円営業利益1 6月: 228,800円経常利益 1月: 66,402円6.6経常利益 2月: 16,441円1.6経常利益 3月: -199,669円△20.0経常利益 4月: 317,114円31.7経常利益 5月: 80,727円8.1経常利益 6月: 133,605円13.4
売上高営業利益1経常利益単位:万円(売上高と経常利益に数値を表示)
項目(円)1月2月3月4月5月6月月平均
売上高133,305151,58859,795447,061218,398335,012224,193
営業利益184,90580,200△111,808428,297148,830228,800143,204
経常利益66,40216,441△199,669317,11480,727133,60569,103

月によって大きく動く(3月は経常利益が赤字、4月は黒字が大きい)。月平均は1〜6月の合計を6で割った値。

担当別の成約実績

出典:各事業・収支シート2026(人材紹介 2026-09-22版、賃貸 2026-09-25版)。このデータは2026年7・8・9月の実績も含む(損益の1〜6月とは対象期間が異なる)。売上は、会社の取り分である「アルトル取り分」の金額で示す。

人材紹介(40件)

担当件数成約成約率アルトル取り分(円)営業利益(円)片倉フィー(円)
竹園さん22313.6%494,448197,77998,890
片倉さん9111.1%140,000101,50017,500
小川さん400.0%000
他社55100.0%557,200322,880171,440
合計40922.5%1,191,648622,159287,830

アルトル取り分は、集客フィー・AGフィー・片倉フィー・営業利益の合計。

賃貸(53件)

担当件数成約成約率アルトル取り分(円)営業利益(円)片倉フィー(円)
竹園さん28517.9%571,456240,012160,008
片倉さん11327.3%248,544104,38869,592
担当なし14214.3%143,33460,20040,134
合計531018.9%963,334404,600269,734

アルトル取り分は、集客フィー・片倉フィー・営業利益の合計。

押さえておきたい事実:片倉フィーは、人材紹介287,830円+賃貸269,734円=合計557,564円。このうち、片倉さん自身が担当した成約に紐づくフィーは87,092円(15.6%)。残りの470,472円(84.4%)は、担当が竹園さん・担当なし・他社の成約でも発生している。

係数・金額と対応件数

それぞれがどのくらいの量の仕事を担っているかを、数字で見える範囲で並べる。評価ではなく、診断の材料。このデータは2026年7・8・9月の実績も含む。

対応件数 竹園さん
50件
紹介22+賃貸28
対応件数 片倉さん
20件
紹介9+賃貸11
成約 竹園さん
8件
成約率 16.0%
成約 片倉さん
4件
成約率 20.0%

対応件数と成約(紹介+賃貸)

区分竹園さん片倉さんその他
紹介 対応件数229小川さん4 / 他社5
賃貸 対応件数2811担当なし14
対応件数 合計5020-
紹介 成約(成約率)3(13.6%)1(11.1%)-
賃貸 成約(成約率)5(17.9%)3(27.3%)-
成約 合計(成約率)8(16.0%)4(20.0%)-
アルトル取り分 合計(円)1,065,904388,544700,534
営業利益 合計(円)437,791205,888383,080

対応件数は、竹園さんが片倉さんの2.5倍(50件÷20件)。件数は「案件に対応した数」で、1件あたりにかかった時間や難しさは含まない。アルトル取り分・営業利益は紹介と賃貸の合算。

人材委託

項目内容
1〜6月の売上370,556円(全体の27.5%)
1〜6月の営業利益1330,556円(全体の38.5%)
委託先の人材1名(片倉さんの紹介)
片倉さん宛の外注費40,000円(山下さん紹介)
仕事の分担:案件の獲得、広告出稿と管理、応募者管理、採用面接、人材の管理、取引先との連携は、すべて竹園さんが担っている。委託事業は、売上に占める割合に比べて営業利益に占める割合が大きい。
数字にできていない部分:委託には件数や工数を数える元データがなく、上の表には入っていない。週あたりの稼働時間などは、竹園さんにうかがって、ここに足せる。

数字を並べて見る

3つの見方を並べる。「損益で見る」は2026年1〜6月の実績、「損益内訳」と「売上比率」は2026年7・8・9月の実績も含む。対象期間が違う点に注意。

損益で見る(2026年1〜6月)
売上総利益1,345,159円100.0%売上原価 0円片倉さんへの払い出し241,439円竹園さんへの払い出し346,332円(25.7%)その他の販管費343,973円(25.6%)経常利益414,620円(30.8%)経常利益率30.8%経常利益 = 営業利益413,415円+ 営業外収益1,205円
項目金額(円)売上総利益比
売上総利益1,345,159100.0%
片倉さんへの払い出し(発生基準)241,43917.9%
竹園さんへの払い出し(経費7項目)346,33225.7%
その他の販管費343,97325.6%
経常利益414,62030.8%

片倉さんへの払い出しは外注費、竹園さんへの払い出しとその他の販管費は販管費に含まれる。経常利益は、営業利益(413,415円)に営業外収益(1,205円)を加えた値。売上原価は0円のため、売上総利益は売上高と同額。

損益内訳(2026年7・8・9月の実績も含む)

事業・収支シート(2026-09-22/25版)の紹介・賃貸の合計。売上は、会社の取り分である「アルトル取り分」の金額。

① アルトル取り分の内訳

項目金額(円)構成比
アルトル取り分(紹介+賃貸)2,154,982100.0%
営業利益1,026,75947.6%
片倉フィー(計算上)557,56425.9%
集客フィー549,65925.5%
AGフィー21,0001.0%

アルトル取り分 = 営業利益 + 片倉フィー + 集客フィー + AGフィー。紹介(1,191,648円)と賃貸(963,334円)の合計。

② アルトル取り分のブロックパズル

アルトル取り分2,154,982円100.0%営業利益1,026,759円(47.6%)片倉フィー557,564円集客フィー549,659円AGフィー 21,000円 (1.0%)営業利益率47.6%
売上比率(2026年7・8・9月の実績も含む)

アルトル取り分の担当別(紹介+賃貸)

  • 竹園さん1,065,904円 (49.5%)
  • 片倉さん388,544円 (18.0%)
  • その他(他社・小川さん・担当なし)700,534円 (32.5%)

合計 2,154,982円

アルトル取り分を、担当別に分けた割合(紹介+賃貸)。

予算戦略資料

2026年9月28日の予算MTG「損益分岐の確定」と、事前にお送りした標準版資料(9月26日)の要点。詳しい図解やグラフは、下のボタンから資料(PDF)を開いて確認できる。

📄 予算戦略設計 標準版資料(PDF)を開く
共通費(固定費)
42万6513円/月
委託40%/紹介30%/賃貸25%/制作5%で配分
損益分岐点の稼働ライン
委託4人・紹介3人・賃貸3人
現状の平均単価データより算出
自己資本目標
500万円(税引後)
税引前では年間約661万円の利益が必要
目標達成ペース
15ヶ月
当初の12ヶ月ペースから修正

MTGで確認した要点

目標達成ペースを15ヶ月に修正。当初のA案(12ヶ月で自己資本500万円に到達)は現実的でないと判断し、15ヶ月に緩和して予算を再試算することにした。制作部門への投資規模によっては20ヶ月ペースになる可能性もあり、次回以降に確定する。
予算の位置づけ。予算は「達成できないノルマ」ではなく、「あと1人決めれば黒字」という頑張りどころを示すエンジンとして使う、という考え方ですり合わせた。
委託モデルを重視する理由。委託で人材が稼働すると毎月安定した売上が立ち、融資を受けやすくなる。原価比率は高いモデルだが、労務管理や損益データの整備を続ける前提で、事業規模を示す指標として重視する。
今後の見直し。法人化し、固定費・変動費が確定した段階で、事業計画書と予算計画を全面的に作り直す。コスト構造(集客費率など)が変わった時も、単価と配分割合を見直す前提で運用する。